さようなら、ひめちゃん

本日の昼、ひめちゃんが息を引き取りました。
私が起きてくるのを、頑張って待っていてくれました。
手を握って、ちゃんと看取る事が出来ました。

まずは、報告まで。
後で、追記します。



【夜に追記】

ひめちゃんは、我が家にやってきてから、ほぼ8年半。
二十代の大半を一緒に過ごしてきました。
居間の隣の部屋にケージを置いていたので、1階にいる時はいつも視界の中にひめちゃんがいました。(ひめちゃんが寝ている時以外。主に夜)
私には、愚痴やら独り言やらの後には「…ね、ひめちゃん?」と同意を求めるくせが、すでについてしまっています。
ひめちゃんは、何か話しかけると「うんうんうん」とうなずくように首を振る傾向があったので、我が家の相槌打ち係になっていたのです。
具合が悪くて、座椅子にぐったり寄りかかっていると、ケージに張り付いてこちらを凝視し、「大丈夫?」と心配してくれる良い子でした。
ひめちゃんがいてくれた事で、どれだけ癒されてきたか。
覚悟はしていたといえ、喪失感に心が悲鳴を上げています。

ひめちゃんは、庭に穴を掘って埋葬しました。
大好きだった、餌を周りにぐるりと並べて、牧草をたっぷり敷き詰めました。
ゲージは撤去して、ひとまず軒下に置きました。
ケージが置いてあったスペースが、何もなくなってしまって、その空間の広さに呆然としました。
これからは、ひめちゃんがいない生活が始まるんだな…。
やっと、そう思いました。

私は、正午前後に起きるのが生活ペースになっています。
本日もその頃に起床して、1階へ下りていこうとした所、母が下から上がってきて、
「ひめちゃん…お星様になっちゃったみたい。声をかけても、指でつついても動かないの」
慌てて階段を駆け下りて、ひめちゃんのケージに駆けつけました。
ひめちゃんはお布団の中でした。
そうっと、お布団をめくると、イチゴを両手で抱えたままのひめちゃんの姿が。
昨夜、寝る前に、夜中や明け方の水分補給にと、布団の入り口付近に私が置いてあげたイチゴでした。
おそらく、布団の中に引き込んだのでしょう。
大切そうに、しっかと両手で抱き込んでました。
「ひめちゃん、頑張ったモンねぇ…。お疲れ様だったねぇ…」
そう言いながら、イチゴにかかった腕をなでた所。
ぴくぴくっっ!
「私、まだ生きてるんですけどっっ!」
とひめちゃんが、首を軽くもたげて、こっちを見上げてました。
ちゃんと観察すれば、呼吸と一緒に胸部がしっかりと上下してます。
2階から戻ってきた母に、
「…ひめちゃん、死んでないよ。動いてるよ」
と報告。
「でも、さっきは触っても全然動かなかったし、あんまり温かくなかったし…」
という母。
ちゃんと温かいです……。
しかし、もう、スプーンから水を飲む事も出来ず、スポイトで水滴を口元に持っていっても、舐める事も出来ない。
まだ生きていると言っても、もう時間の問題なのは明らかなほど、ひめちゃんは衰弱していました。
動物なら、嗅覚はかなり最後まで鋭敏なんじゃないかと思い、顔の前に、切り口をつけて匂いやすくしたイチゴを置いてみました。
そしたら、ひめちゃんは、今までほとんど動かなかったのに、イチゴに頭を乗せようと頑張って上半身を持ち上げるのですよ。
そして、イチゴを枕にして(そこに鼻を乗っけて)、満足したのか、また動かなくなりました。
鼻面をなでてやり、ちんまい手と指で握手しながら、だんだん細くなっていくひめちゃんの呼吸を見守っていました。
最後に、ひめちゃんが少しだけ口を開いて、めいっぱい伸びをしました。開いた口元に、スライスしてあったイチゴを持っていったら、軽くかみしめて、それからしばらくして、ひめちゃんは本当に動かなくなりました。
弱々しく上下していた胸部も、止まっていました。
最後に、イチゴの甘みを感じる事が出来たかは、分かりません。
でも、イチゴの甘酸っぱい香りに包まれて、私と握手したまま、ひめちゃんは息を引き取りました。
私が、起床して1階に下りてきてから、30分も経たなかったと思います。
ひめちゃんは、元気だった頃、どんなに遅く帰宅しても、私の車のエンジン音と足音を聞き分けて、「おかえり!」と出迎えてくれるリスでした。(夜などは眠いからでしょう、顔を確認すると、速攻Uターンで寝に戻ってました)
だから、間違いなく、私が来るまで、頑張って待っていてくれたのだと思います。
飼い主として、最期の瞬間に立ち会い、看取れて良かった。
ありがとう。ひめちゃんと一緒の8年半。本当に本当に楽しかった。
もう、痛くも苦しくもないね。
ひめちゃん、長い間お疲れ様。

昨日の日記を読んでもらえば分かると思いますが、昨夜までは、まだまだ元気でした。
食欲も今までより旺盛なぐらいでしたし、自分で木の小屋の貯蔵庫まで行って、顔を突っ込んで胡桃を取り出して、布団の中に持ち帰ったりしてました。
急変でした。
とはいえ、徐々にひめちゃんの意思通りに動かなくなっていく身体を見て、長くないと覚悟はしていました。
来週まで持つかどうか。
そう感じていたので、結果として、読みは誤っていなかったのだと思います。
イチゴを買わなくちゃ…と、切迫した思いにとらわれたのは、12日の深夜です。
…多分、もうじき食べる事も困難になる。その前に、せめて大好きな物をお腹いっぱい食べさせてあげたい。
ギリギリのタイミングでしたが、思う存分食べさせてあげる事が出来ました。
ひめちゃんが弱ってしまってからは、ちゃんと水を飲ませて、ちゃんと布団の暖かい場所に入るのを確認するため、午前3時頃までは、ひめちゃんのケージのそばについていました。(そして、朝は母が私よりずっと前に起きるので、観察を交代)
ひめちゃんは2時間おきぐらいに、水飲みに起きてくるので、その時に上手く布団に入れない事も、たまにあるからです。完全に弱って動きがおかしくなってからは、給水ボトルで水を飲むのも難しくなってきていたため、スプーンで水を与えていましたし…。
だから、後悔はしていません。
弱ってからの介護は、駄目な飼い主なりに、思いつく限り、やれるだけの事はした自負はあります。
もっと前に動物病院に連れて行くべきだったか…とか、何か対策は出来なかったのか…などと、考えれば、反省すべき点は沢山出てきてしまいます。
でも、「もし」はない。
至らない飼い主でごめんね。
そう言う事しか出来ないけれど。
でも、8年半。
いっぱいいっぱい、可愛がりました。
その思い出を、ネガティブな自己批判で塗りつぶしたくない。
ひめちゃんは、最後まで諦めませんでした。生きる事に前向きでした。めっちゃ強気で勝ち気で頑張り屋のリスでした。
私が、自分を責めても、「何馬鹿な事やってんの!?」と怒られるに決まっています。
今は、ひめちゃんにもらった、沢山の幸せに感謝して、その冥福を祈ろうと思います。
ありがとう。そして、さようなら。

コメント
大変ご無沙汰いたしております。
ひめちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。きっと天国で絵師様のことをご覧になられ、お世話を有難う、楽しかったよ!と言っているに違いありません。
思い出を大事に、ご自愛にて晩秋をお過ごし下さいませ。
妻とまたお伺いしますね。
  • yukio
  • 2008/11/21 3:29 PM
>yukio様

こんばんは、こちらこそご無沙汰いたしております。

ひめちゃんに、お悔やみのお言葉ありがとうございます。
8年半、本当に温かい思い出を、私に沢山残してくれた相棒でした。
一週間経って、少しだけ落ち着きました。
やっぱり、まだまだ悲しく淋しいですけれど…。

昨日、市内でも、初雪&初積雪となりました。
そちらは、もしかして大量に雪が積もったでしょうか?
平地とは、冷え込みの厳しさが桁違いでしょうから、
皆様、どうかくれぐれもお身体お気をつけて…。
  • 放浪絵師
  • 2008/11/21 10:14 PM
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